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前回はブルゴーニュワインの【格付け】に関しお話をしました。

前回記事「ブルゴーニュワインの格付けを学ぼう!

今日はその中で村名ワインについてもう少し詳しくお話いたいと思います。

 

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ブルゴーニュを地域・地区で分けてみよう

まずブルゴーニュ地方で有名なワインを産出する地域をいくつかに分けてみようと思います。私が思う有名な地区は、【シャブリ】【コートドール】【コートシャロネーズ】【ボジョレー】です。

その中でブルゴーニュワインの心臓とも言える地区【コートドール】を取り上げてみたいと思います。

コートドール地区について

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ブルゴーニュワインの代表的な特級畑を占めており、シャブリを除いて全てここにあります。コートドールとはフランス語で【黄金の丘】と言う意味で、秋になると葡萄畑が黄金に染まります。私が住んでいたボーヌもこの地区にはいります。

コートドール地区は北と南に分けられ、北の地区をコート・ド・ニュイ。南をコート・ド・ボーヌと言い、コート・ド・ニュイはロマネコンティなどが作られる偉大な地域です。

ほとんどのワインがコクのある長期熟成タイプのもので、葡萄の収穫は南地区よりも1週間以上遅らせて収穫します。南部分のコート・ド・ボーヌ地区はモンラッシェなど産出する地域で赤ワインと白ワイン両方造られています。

 

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偉大な産地【コート・ド・ニュイ地区】

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ブルゴーニュワインを語るのに、コート・ド・ニュイを話さなければならないでしょう。この地区では上の画像からも分かるように、素晴らしいワインを産出する村々が連なっています。

この地図を元に、その村のワインの特徴をご紹介したい思います。

マルサネ村

コート・ド・ニュイ地区はマルサネ村から始まります。

マルサネ村は以前AOCを名のる事が出来ませんでしたが、1987年に村名を名乗ることが出来るようになりました。ここでは赤と白が産出されており、またブルゴーニュでは珍しい良質のロゼも造られます。

フィサン村

フィサン村は白を僅かに産出しますがほとんどは赤ワインです。1級畑もありここの畑は、隣のジュヴレーシャンベルタンと同じ石灰岩質で良質の赤ワインが造られます。

ジュヴレーシャンベルタン村

ジュヴレー村はコート・ド・ニュイで最も多い9つの特級畑があります。

ナポレオンが愛したワイン【シャンベルタン】が造られるワインで有名ですね。ナポレオンはこのワインしか飲まなかったそうです。

長期熟成のワインで最低でも20年。長ければ50~60年ももつと言われています。

 

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モレサンドニ村

5つの特級畑があります。ほとんどが赤ワインで芳醇なジュヴレー村と繊細なシャンボル村の間にあり、ワインも力強さをもつ優雅なワインが多いです。

価格も他の村名(コート・ド・ニュイ地区内)と比べると安価でお得なワインが手に入ります。

シャンボルミュジニー村

シャンボルミュジニー村が造り出すワインは、コート・ド・ニュイの中で最も女性的と言われています。繊細かつ優雅な香りが魅力的なワインです。

ヴ-ジョ村

ブルゴーニュで最大の50haの単一特級畑クロ・ド・ヴジョがそのほとんどを占めています。ここで造られたワインは良質なワインですが、所有者が70人以上いる為、品質もピンからキリまであります。

ボーヌロマネ村

かの有名なロマネコンティが産出する村です。その他の特級もずば抜けて素晴らしく果実味、余韻、香りなど全てにおいて世界最高の赤ワインを造り出します。

ニュイサンジョルジュ村

コート・ド・ニュイの南端に位置しています。味わいは深く、とてもコート・ド・ニュイらしいワインが出来上がります。

特級畑はありませんが、優れた1級畑が多いのが特徴です。

コートドール地区の村名ワイン まとめ

今回はコートドール地区の村名について纏めてみました。

知っている村の名前はあったでしょうか?今度は畑名についてご紹介出来たらと思います。しかし、村の名前がおしゃれと感じるのは私だけでしょうか(笑)

 

次の記事はこちらです

フランスワインを各地方で見てみよう!

 

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