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人の舌が味わいを感じる要素として、酸味・甘味・渋味・苦味・塩味の五つの要素があります。

ワインは酸味と果実味とのバランスが重要です。例えば白ワインですと酸味が強いワインは「爽やかな味わい」と、逆に酸味が弱いワインは「コクのある味わい」と感じるかと思います。

この酸味は、葡萄自身がもつ酸味がワインにでますが、その葡萄を作り出す土壌の質にも酸味とは大きな関係があります。

 

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こんな土壌がワイン造りには良い!

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ワインを作る為にはワイン用の葡萄を栽培しなければいけません。ではワイン用の葡萄に適した土壌とはどんな特徴があるのでしょうか?

ワイン用の葡萄に適した土壌の特徴として、水はけが良く砂混じりの「痩せた土地」が良いとされています。日本でお米を作るあの畑ではワインに適した葡萄を栽培することが出来ません。

様々な土壌があり以下の地質が代表的なもの、特徴を表しています。

【粘土質】・・・厚みがありタンニンが豊富なワイン。
【石灰質】・・・酸味のある繊細なワイン。
【片岩質】・・・ミネラルが豊富ですっきりとした味わいのワイン。
【花崗岩質】・・・柔らかでバランスノとれた香り高いワイン。
【泥灰岩質】・・・しっかりとした力強いワイン。
【火山岩質】・・・スモーキーな香りを帯びた深みのあるワイン。

今日はワインと酸味に関し、その条件に合った【石灰質】の土壌について書きたいと思います。

 

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石灰質土壌の特徴

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石灰質土壌とは、石灰岩から構成される粘土質の少ない土壌です。その為(粘土質が少ないため)、水はけも良くワイン造りには最適な土壌です。

石灰質に含まれる石灰岩は、大昔海底生物の死骸で形成された鉱物であるため、石灰質の多い土地は遥か昔は海底であった土地と言われています。

なんとフランスは国土の55%が石灰質で、産地で言うと白ワインで有名なシャブリでは【キンメリジャン】と言われる特徴的な土壌でワインが作られ、畑が白く見えるほど石灰を多く含んでいます。

この石灰質土壌は赤ワインの【ピノノワール】と言う品種にもとても好む土壌です。ブルゴーニュワインの複雑な味わい、シャブリのキリッと締まった味わいはこう言った事柄も関係しています。

石灰質の土壌はワイン造りに適した土壌ですが、世界のわずか7%しか占めていません。その中、フランスの国土55%が石灰質とは・・・非常に恵まれた環境だと思います。

酸味の効いたワインを作り出す土壌の特徴 まとめ

今回は、石灰質土壌に関しまとめてみましたが、葡萄の品種だけではなく葡萄を作る土の質にもワインは影響し複雑さを生みだします。ワインを飲む時、こんな事も頭のスミにいれておくとワインを違った角度で味わえ、新しい発見が出来るのではないでしょうか!?

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