ワインの原料は葡萄だという事は皆さんご存知だと思います。ワイン用葡萄は普段食べているデラウエアや巨峰とはちょっと違います。
とは言うものの、このデラウエア・巨峰も葡萄の品種になります。今回は、ワインを造る時に使用される葡萄、そして特徴をご紹介したいと思います。
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赤ワインに使われる葡萄の品種
まず代表的な赤ワインの葡萄の品種・特徴を纏めてみようと思います。
カベルネソーヴィニヨン
代表的な産地 ボルドー・チリ
特徴 「これぞ赤ワイン」といった感じで、タンニンをたっぷりと含みコクのあるワインに仕上がります。良質のワインは長期熟成型になります。日本ではチリ産のカベルネを「チリカベ」と言って宣伝している広告等見かけます。
メルロー
代表的な産地 ボルドー
特徴 こちらも深みのある色合いがあります。タンニンもたっぷりと含んでいますが、カベルネソーヴィニヨンより丸みがあり口当たりが良いのが特徴です。
ピノノワール
代表的な産地 ブルゴーニュ
特徴 ルビーの様な色合いがあり、良質なワインは一本何百万と偉大なワインへと仕上がります。タンニンは少なめで香りがとても華やかなワインに仕上がり、テロワール、造り手の違いで色々な顔を見せてくれます。
マスカットベリーA
代表的な産地 日本
特徴 日本人により交配された品種。キャンディのような甘い香りが特徴で優しく滑らかな口当たりが特徴です。私の好きなワイナリー【ココファームワイナリー】でも使われています。
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シラー
代表的な産地 オーストラリア・フランス(ローヌ地方)
特徴 濃い紫を帯びたタンニンも十分に含む力強い味わいのワインに仕上がります。私の好きなローヌの造り手、【グラムノン】の造り出すシラーはスミレのような香りが立ち、かつ濃厚でバランスのとれたワインです。
ガメイ
代表的な産地 ボージョレ地方
特徴 日本でも馴染み深い【ボージョレ】タンニンは少なく、フルーティで軽快な味わいのワインになります。一般的に長期熟成には向かず、早飲みタイプのワインに使用されます。
カルメネール
代表的な産地 チリ
特徴 古くはボルドー地方で栽培されていましたが、近年ではほとんど栽培されていません。私がこの品種を知ったのがチリワインを知ってから。豊かな果実味とコクのあるワインに仕上がります。チリのカベルネ、カルメネールと言ったところではないでしょうか。
白ワインに使われる葡萄の品種
シャルドネ
代表的な産地 ブルゴーニュ地方・シャンパーニュ地方
特徴 産地、テロワールの違いで様々な味わいを持つワインへとなります。発泡系にも使用され、シャンパンの原料にも使われます。私が好きなのは、ムルソーで作られたシャルドネ。大変美味しいです。
ソーヴィニヨンブラン
代表的な産地 ロワール地方・ニュージーランド
特徴 フランス・ロワール地方ではブランフュメとも呼ばれています。緑かかった鮮やかな黄色で柑橘系果実の香りがし、ブランがもたらす酸味が後味をすがすがしくまとめあげます。
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甲州
代表的な産地 日本
特徴 山梨県を中心に栽培され、日本では1300年の歴史を持つ、日本国有の欧州系品種です。果皮は淡い赤紫色の美しい葡萄です。
ミュスカデ
代表的な産地 ロワール地方
特徴 辛口で爽やかな風味の軽快なワインに仕上がります。造り手の中には、ミュスカデでワインを作る時オリとワインを接触させ寝かせる製法【シュールリー製法】を用い作られる事もあります。
セミヨン
代表的な産地 ソーテルヌ地区・グラーヴ地区・ドイツ
特徴 貴腐ワインを作るときの原料として有名です。
ワイン原料となる葡萄の品種 まとめ
今回は代表的な葡萄の品種をあげてみました。
勿論、これ以外にも沢山あり、アルザス・ドイツで見かけるリースリング、ゲヴィュルツトナミネールなどなど色々あります。
最初の一歩として、赤ワインでしたらカベルネソーヴィニヨン。白ワインでしたらシャルドネ。その後色々試していくのが良いかもしれません。
自分のベースを作り、色々と試していくと自分好みのワインが発見出来るかと思います!
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